ギフテッド外来

お子様の特別な才能を
伸ばす先端精神医療

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ギフテッド・発達特性外来とは

ギフテッド・発達特性外来は、ギフテッドや発達特性に関連する状態を評価し、適切なサポートや介入を提供するためプログラムです。ギフテッドや2Eギフテッドのお子様たちが抱える発達特性や困りごと、ご家族の不安やお悩みに焦点を当て、専門家が評価や治療を行います。

この外来では発達特性の検査や必要に応じた医療的介入を行うだけでなく、それぞれのお子様に合わせカスタマイズされたアプローチを大切にし、お子様の隠れた強みを見つけ、より伸ばしていけるような教育、関わり、生活上の目標等を考え、プランを立てる手がかりを見つけて参ります。また、ご家族の支援ニーズに合わせた養育者向けのオンラインレクチャー等も不定期で開催します。

受験を控えた中高校生の支援、履修や就職活動に悩む大学生の支援に関しましては、タイミングが非常に重要となります。特に入試関連の配慮要望に関する診断書の作成等をご希望の場合は、より良いサポートのためにお早めにご相談ください。

当院の精神科専門医は15年の臨床経験、米国での出産・育児経験がございます。また、自らギフテッド児を育てている一児の母親でもあり米国Johns Hopkins Center for Talented Youth(CTY)等の教育プログラムや海外のオンラインスクール、国内インターナショナルスクールの様子や海外大での心理面・情緒面の成長に役立つ教育プログラムなど実際に利用をした者の立場からお話をすることが可能です。インクルーシヴ教育を日本で継続的に行っていくために親子で日々試行錯誤し学んできた知見を生かし、具体的かつ実践的、現実的なアドバイスや情報提供を心がけております。

専門家目線での環境調整や学校への合理的配慮の要望書の作成、セルフケアとしての感情調節スキルの習得や、日々の生活の中での苦手なこととの向き合い方等、薬物療法以外の視点を大切にし、良質なアドバイスを行います。

ギフテッド・2Eギフテッドとは

ギフテッドとは、生まれながらにして平均よりも顕著に高い能力や感受性、倫理的な理解力、内的な学び方の認知能力や習得力を持つ人、あるいはその能力のことを指す言葉です。

その中には、卓越した知的能力や才能があるのみでなく、ADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉症スペクトラム)、感情障害などの1つまたは複数の状態を併せ持つ2Eギフテッドと呼ばれる方々もいます。

このような方々は世の中において少数派となるため、生きづらさを抱えやすく支援が必要です。なぜなら、お子様の能力や才能が特性に起因する困りごとをカバーしていたり、逆に才能が開花する前に症状による困りごとが障壁となってしまうことがあるからです。

持っている能力を十分に発揮できずアンダーアチーバーとなり自信を喪失してしまう、家族関係が上手くいかなくなる、教育者からの誤解の原因になる等、複雑で難しい状況に陥らないためにも、適切な対応が必要とされています。

個性的なお子様の才能をうまく伸ばすために

ギフテッドのお子様は「飛び級ができるような賢い子」という一面でしか捉えられていないことが多く、困りごとがあっても軽視されがちです。また多様な知的刺激を満たし、興味ある分野を本人の好む学習方法で極めて深く掘り下げ探求できる環境を見つけることが難しく、既存の枠組みに当てはまらない個性や特性をお持ちのお子様とその養育者の方は孤独を感じ、苦しい思いをされています。

一方、海外では知的能力や創造性、リーダーシップが優れている子供たちを支援するための様々なプログラムや支援があるだけでなく、ホームスクーリングを選択する方も多く、相談しやすい環境があります。そういった情報を入手し取り入れられる部分を模索することも1つの選択肢です。

2Eギフテッドはまだその概念すら知らない方も多く、日本の教育現場では適切な支援や充実した教育が受けられない可能性があります。あまりにも画一的な教育やルールに合わせること等を求められすぎると、それらがストレスとなり不登校に繋がったり、本来持っている能力を発揮できずにうつ状態やひきこもり、社交不安に陥ることにもなりかねません。

このようなタイプの方々は平均的な知能を持つ子供よりも感情的、知的に敏感であったり(過度激動)、同時に個人の中でもさまざまな能力ごとに発達が不揃いであったり(非同期性)、学習上の違いがあったりするため、他の子供が簡単にできることに苦労することがあります。そのユニークな能力と特性がつぶされることなく伸び伸びと成長するためには十分な理解と対応、特別な支援が必要です。また、支援内容は専門家による発達や知能の評価をもとに個々の能力に合わせてカスタマイズされることが好ましいため、状況を熟知した専門家や対応可能な医療機関を求める声が高まっております。

診療プロセス

PAS(Personal Assesment & Support) Program

①初回: 専門医による60分の診察

初回の診察時は、主にお子さんの状態を拝見したり、養育者の方がやこれまで育ててきた中でどのようなことに困り悩んできたかを丁寧にお伺いし情報を整理していきます。遊びや習い事、お友達との交流やその他学校でのエピソード、親子関係なども含めて丁寧にヒアリングを行い、どのような支援や検査が必要なのかを検討いたします。

→支払い確認後、支援プログラム申し込み確定と同時に事前の問診票をご送付いたします。

②2回目以降: 発達&ギフテッド診断パッケージ

  • 知能検査(年齢に応じてWISC-Ⅴ/WAIS-Ⅳ) と、ASD特性、うつ状態のスクリーニング検査
  • ADHDの特性、感覚過敏やフラストレーションを感じたときの反応等の心理検査
  • 検査結果のフィードバック (1~3は心理士が対応)
  • 養育者面談、診断や治療についての説明 (精神科専門医によるオンライン診察)
  • その後の支援や治療についてお子様を交えて面接 (精神科専門医によるオンライン診察)

※アセスメント終了までの期間中、養育者様向けのオンラインレクチャーに無料でご参加いただけます。

その他オプション

  • 心理検査一式を踏まえた、通学中の学校への配慮要望書の作成
  • ペアレントトレーニング(発達特性のあるお子様との関わり方を養育者様にご案内するプログラム)
  • 不安症やうつの認知行動療法
  • マインドフルネス認知療法、ストレス低減法
  • 養育者様ご自身の発達特性や感情調節のお悩みへのご相談
  • 学校の教師や習い事の指導者の方とのオンライン面談
  • ギフテッド児の教育に役立つ教材、学習ツールのご紹介
  • 習い事の選び方、学習方法などの教育相談
  • MENSA入会のためのご相談、書類作成 等

プロフィール

沖田麻優子

精神科専門医。精神保健指定医。医学博士。
浜松医科大学医学部卒業。千葉大学大学院精神医学博士課程修了。
千葉大学医学部附属病院精神神経科にて後期研修。
2013~2017年 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA) に留学。
帰国後は不安障害、認知行動療法、女性のメンタルヘルス、神経発達症(発達障害)の診断治療や、不登校、ギフテッド特性を持つ学生とその養育者への支援、マインドフルネス等に注力している。

翻訳出版

不安や心配を克服するためのプログラム:患者さん用ワークブック
(患者さん用ワークブック、治療者用ガイド)

メディア

2019年~ K-MIX(静岡エフエム放送) 毎週土曜5時〜「メイ・オキタのArt of Life」パーソナリティ

インスタグラム

資格

  • 医学博士
  • 精神保健指定医
  • 日本精神神経学会専門医
  • 日本医師会認定産業医
  • ECFMG Certificate(米国医療資格)

※当院では上記プログラムを自費診療にて行っております。保険診療枠では行うことが難しい丁寧なヒアリングやお子さまのご様子の観察、家族相談、養育者様のお気持ちやお悩みの整理、心理検査を含む包括的なアセスメント、その他の心理カウンセリング等、自費診療にてご対応しております。

※アセスメント終了までの期間中、養育者様向けのオンラインレクチャーに無料でご参加いただけます。

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